歯科衛生士コラム

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歯科衛生士の給料はどのくらい?

「歯科衛生士の仕事って将来安定するの?」

そんな風に思っていませんか?

歯科衛生士は、患者さんの口腔の健康を維持するために欠かせない存在。やりがいのある仕事だけれども、気になるのはやはり「給料」ですよね。

この記事では、歯科衛生士の給料がどのくらいなのか、平均年収・全国平均のデータ、さらには企業規模別の賞与について詳しく解説します。また、給与を向上させるための方法についてもご紹介します。

自分に合った働き方を見つけ、安定した収入を得るための手助けになる内容となっておりますので、歯科衛生士の仕事に興味のある方や、将来のキャリアを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

歯科衛生士の給料はどのくらい?

歯科衛生士は、患者の歯の健康を守るやりがいのある仕事です。そんな歯科衛生士の給料は、勤務先や経験年数・資格などによって大きく変動します。

一般的な傾向としては、他の職業と比較して安定しており、働きながらスキルアップすることで収入アップも期待できる職業です。

歯科衛生士は、専門性が求められる職業であるため、比較的収入が安定していて、雇用先もさまざま。勤務先によっては、自分の希望に合った働き方が選べる点も魅力です。

「歯科衛生士の給料って、どれくらいもらえるの? 」そんな疑問をお持ちのあなたへ。

厚生労働省の最新データに基づいて、歯科衛生士の給料について詳しくご紹介します。将来設計の参考にしてみてください。

平均年収と年齢別の年収

全国平均で見ると、歯科衛生士の年収は約404.3万円ですが、これはあくまでも平均値です。実際にどのくらいの収入を得られるかは、勤務先や役割、経験年数や資格の有無などによって変動します。

年齢別の平均年収は以下の通り。

年齢別の年収

20歳~24歳約327万
25歳~29歳約383万
30歳~34歳約416万
35歳~39歳約382万
40歳~44歳約397万
45歳~49歳約523万
50歳~54歳約454万
55歳~59歳約417万
60歳~64歳約455万
65歳~69歳約635万

出典:job tag(厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET))

年齢別の年収を見ると、以下のような特徴が考えられます。

20代前半:経験年数が浅いため、年齢別で比べると比較的低めな年収です。

30代:経験を積み、スキルアップすることで年収が上昇する傾向に。

40代後半:管理職や専門的な業務を担当するなどキャリアアップすることで高収入が期待できます。

特に注目すべきは、45歳~49歳の年収が約523万円と、他の年代と比べて高くなっている点。 これは、長年の経験とスキルが評価され、より高いポジションに就いている人が多いことを表しています。

全国平均

歯科衛生士の全国平均の年収は、地域によって多少の差が見られます。

一般的に、東京や大阪などの都市部の方が地方よりも高めの傾向にあります。これは、都市部の方が医療機関が多く、歯科衛生士の需要も高いため、競争が激しくその分水準も高くなるからです。

都道府県別の給与については、詳細なデータが必要となりますが、一般的に大都市圏の方が高めの傾向にあります。これは、医療機関の規模や数、地域経済との関係などが影響していると考えられます。

歯科衛生士が活躍する場はさまざまです。

勤務先による正職員の年収相場は、診療所や行政機関では年収が130万円から300万円未満の範囲が多く見られます。一方、その他の勤務先では年収が300万円から400万円未満のケースが最も一般的です。

行政での収入は年齢や階級に応じて段階的に昇給する傾向があり、各給与帯に大きな差がないことが特徴です。

特に障害者歯科診療所などでは、400万円から500万円未満の給与が多く見られるのが特徴です。これは、配慮が必要な患者を対象とするため、特別なスキルや知識が求められ、その結果、給料にも反映されていると考えられます。

賞与

歯科衛生士の賞与は、勤務先の規模や業績、個人の評価などによって大きく異なります。一般的に年2回支給されることが多く、その金額は勤務先によって差があります。

厚生労働省の調査によると、正職員の歯科衛生士の年間賞与額は、企業規模によって以下のような傾向が見られます。

正職員の歯科衛生士の年間賞与その他特別給与額

企業規模10人以上 年間48万8,000円
企業規模100~999人年間57万7,100円
企業規模1,000人以上年間88万8,900円

参考:厚生労働省「賃金構造基本統計調査/令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種」より作成

企業規模が大きいほど、大企業の方が中小企業よりも平均的な賞与額が高い傾向にあります。

その他手当(残業手当、通勤手当など)とは 残業手当や通勤手当は、勤務先によって制度が異なります。残業が多い場合は、残業手当が支給されることが一般的です。また、通勤距離が長い場合は、通勤手当が支給されることもあります。   給与体系(固定給、歩合制など)とは 歯科衛生士の給与体系は、固定給制が一般的です。しかし、一部の歯科医院では、インセンティブ制度や歩合制を採用しているところもあります。   これらの手当の有無や金額は、勤務先によって異なります。

歯科衛生士の仕事を選ぶ際には、給与だけではなく働き方や将来性なども考慮して、自分にぴったりな職場を見つけましょう!

歯科衛生士の給料を上げるための方法はあるの?

歯科衛生士の給与を上げるためには、以下の3つの方法があります。

歯科衛生士の給料を上げるための方法はあるの?と思う方もいらっしゃいますよね。

①業務の幅を広げる ②資格を取得しスキルを高める ③待遇の良い職場への転職を考える

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

・業務の幅を広げる

歯科衛生士としての基本的な業務に加え、事務作業や役職に就いて新人の指導を行うことで、給与が向上する可能性があります。

また、業務経験を生かしてセミナー講師として活動する道もあります。職場への貢献度を高めることで、自身の価値をアピールすることが重要です。

・資格を取得しスキルを高める

専門性の高い資格、例えば認定歯科衛生士や口腔保健指導士などの資格を取得することで、より良い条件で働くことができる可能性が広がります。

このような資格を持つことで、業務の幅も広がり、やりがいを感じられる場面も増えるでしょう。

・待遇の良い職場への転職を考える

昇給が難しい場合、より良い条件の職場に転職するのも一つの選択肢です。これまでの経験やスキルを活かし、転職時に給与交渉を行うことで、希望の条件を得られる可能性があります。

以上の方法を取り入れることで、歯科衛生士としてのキャリアをさらに充実させ、給与アップを目指すことが可能に!自分自身の成長と職場への貢献を意識しながら、より良い未来を築いていきましょう。

まとめ

歯科衛生士の給料は、働く場所や経験、資格によって大きく変わります。でも、努力次第で給料アップは十分に可能です!

給与を向上させるためには、業務の幅を広げたり、専門的な資格を取得したり、より良い条件の職場への転職を検討することが効果的です。

自分のスキルアップを目指し、積極的に新しいことに挑戦することで、より良いキャリアを築いていきましょう!


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