歯科技工士コラム

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【2024年最新版】歯科技工士の国家試験合格率・難易度について

歯科技工士の仕事に興味を持ち、専門学校への進学を検討している高校生のみなさん。将来、患者さんの笑顔に貢献したいという熱い思いを抱いていることと思います。

しかし、同時に「国家試験は難しいのかな?」「合格率はどれくらい?」といった不安もあるのではないでしょうか。

この記事では、そんな皆さんの疑問を解決するため、歯科技工士の国家試験合格率や難易度について詳しく解説します。

合格するための勉強法についても触れていきますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。

歯科技工士になるには国家試験が必須

歯科技工士は、歯科医師の指示に基づき、患者さんの口の状態に合わせて義歯や被せもの、詰めものなどを製作する仕事です。入れ歯や矯正装置を作っているのも歯科技工士です。

歯科技工士になるには、歯科技工士国家試験に合格することが必須

国家試験に合格し、歯科技工士としての国家資格である「歯科技工士免許」を得るためには、次のようなステップを踏む必要があります。

①高校卒業後、歯科技工士を養成する教育機関に入学する ②所定の課程を修了する ③歯科技工士国家試験に合格する ④厚生労働大臣指定の登録機関に申請・登録する ⑤歯科技工士免許を取得する

以上を大きくまとめると…

歯科技工士になるには、①専門学校での学び②国家試験の合格③そして登録という3つのステップをクリアする必要があります。

歯科技工士国家試験について

歯科技工士国家試験は、歯科技工士として活躍するために必要な知識と技術を評価する国家資格試験です。ここでは、歯科技工士になるための試験についてご紹介します。

試験制度や合格基準などは、年々変更される場合があります。必ず最新の情報を厚生労働省のホームページなどで確認しましょう。

試験は、学科試験と実技試験の2つで構成されています。学科試験では、歯の構造や材料、義歯の作り方など歯科技工士としての幅広い知識が問われます。また、実技試験では実際に歯科技工物を作製し、その技術を評価します。

歯科技工士国家試験の試験科目   学科試験 歯科理工学・歯の解剖学・顎口腔機能学・有床義歯技工学・歯冠修復技工学・矯正歯科技工学・小児歯科技工学及び関係法規   実技試験 歯科技工実技   出典:厚生労働省ホームページ (https://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/shikagikoushi/index.html)

試験日程や受験資格

歯科技工士国家試験は、毎年2月に実施されます。

2025年の試験期日は、2025年2月16日(日)を予定しています。 出典:厚生労働省ホームページ (https://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/shikagikoushi/index.html)(2024年10月現在)

試験を受けるためには、以下の受験資格を満たしている必要があります。

受験資格:歯科技工士養成課程の修了

文部科学大臣が指定する歯科技工士養成課程を修了し、卒業認定を受けていること。

歯科技工士国家試験の合格率

歯科技工士国家試験の合格率は、年によって多少変動しますが、一般的に高い水準を維持しています。

2024年2月18日(日)に実施された歯科技工士国家試験の合格率は95.7%でした。 出典:厚生労働省ホームページ (https://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/successlist/2024/siken22/about.html)

歯科技工士国家試験の合格率が高い水準を維持している理由として、以下の点が考えられます。

・養成課程の充実

歯科技工士養成校では、国家試験に合格するために必要な知識と技術を習得できるよう、カリキュラムが充実しています。実習や演習を通して、実践的なスキルを身につけることができる環境が整っているため、学生たちは安心して試験に臨めるのです。

・国家試験対策の充実

多くの養成校では、国家試験対策として、過去問題の演習や模擬試験を実施しています。これにより、試験の形式や出題傾向に慣れることができ、本番での緊張感を軽減することができます。

・受験生の意識の高まり

社会の高齢化が進み、口腔ケアの重要性がますます認識されるようになってきました。それに伴い、歯科技工士の需要も高まり、安定した職業として注目されるようになっています。

このような社会的な背景から、歯科技工士を目指す若者たちは、将来性のある職業として、積極的に学び、スキルアップを目指しています。

歯科技工士国家試験の難易度

合格率が高いことから、歯科技工士国家試験の難易度は、他の国家試験と比較して難しい試験ではないと考えても良いでしょう。ですが、油断は大敵です!

専門学校でしっかりと学び、過去問を解きながら復習することが大切です。合格するためには、以下の点に注意して学習を進めましょう。

・幅広い知識の習得

歯科に関する解剖学、生理学、材料学など幅広い分野の知識が求められます。

・実技力の向上

歯科技工物を作製する実技試験では、正確な作業と高い技術力が求められます。

・時間配分

試験時間は限られているため、効率的に問題を解くための時間配分が重要です。

歯科技工士国家試験に合格するための勉強法

歯科技工士国家試験に合格するためには、体系的な学習計画と効率の良い勉強方法が大切です。ここでは、合格を目指すあなたに向けて、具体的な勉強法をご紹介します。

基礎知識の徹底

教科書をていねいに読む

解剖学、材料学、歯科理工学などの基礎知識を徹底的に学びましょう。

・重要箇所をマーカーで引く

・図や表を参考にしながら理解を深める

・分からないところは先生や先輩に質問する

過去問題を解く

過去問題を解くことで、出題傾向や自分の弱点を知りましょう。

・間違えた問題は必ず復習する

・解き方を解説している問題集を活用する

語句の意味を正確に覚える

専門用語は正確な意味を理解することが重要です。

・単語帳を作成する

・フラッシュカードを使って繰り返し学習する

実技の練習

学校の実習を大切にする

学校の実習では、実際に歯科技工物を作製する練習ができます。

・先生の指導をしっかり聞く

・繰り返し練習することで、技術を習得する

模擬試験を受ける

模擬試験を受けることで、試験本番さながらの緊張感の中で実技力を試すことができます。

・時間配分を意識して練習する

・自分の課題を見つける

先輩にアドバイスをもらう

先輩のアドバイスは、実技の改善に役立つでしょう。

・具体的な質問をする

・先輩の作業を見学する

専門学校でしっかりと学び、過去問を解きながら復習すれば、あなたも合格できる可能性は十分にあります。

歯科技工士国家試験は、決して難しい試験ではありません。専門学校でしっかりと学び、計画的に学習を進め国家試験合格へ向けて頑張りましょう!

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